「医食同源」とは、日々の食事こそが健康を支えるという東洋の考え方です。春の七草はその象徴で、正月明けの疲れた胃腸を整え、無病息災を願って食されてきました。七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな(かぶ)・すずしろ(大根)。いずれも消化を助け、ビタミンやミネラルを補給できる食材です。特に冬の間に不足しがちな青菜の栄養を、春の訪れとともに体に取り入れる知恵が詰まっています。七草粥は淡白ながら、体を温め、内臓を休ませる効果が期待でき、現代人の食生活にも通じます。季節の食材を意識し、自然のリズムに寄り添うことが、健康維持への第一歩と言えるでしょう。
